月刊 高倉

わんぱくプロヂューサーの快適創造奮闘記

2021.09.07

『月刊高倉』2021年9月号

このメルマガでは、お客様のお困りごとを解決する快適創造企業レガーロの「ラクスル」シリーズをご紹介しています。

 

発注前の社内調整から取り付け保守まで、看板にまつわる業務一切合切をすべて代行する「看板ラクスル」。

毎月毎月溜まっていく屋外広告物申請書を封筒ごとお引き受けして申請業務を代行する「申請ラクスル」。

見積もりの内容を見える化して入札を適正の行えるようにする「入札ラクスル」。

 

そして今月は、2021年秋というまさにいまこのときのお困りごとの真ん中を射抜く新サービス「延命ラクスル」をお届けします。

 

「看板ドック」を苦労の末に世に出したとき、私たちは達成感に包まれていました。

それまで看板業界になかった安全基準を数値で打ち出したこと、対象の看板を非破壊検査してデータを上げられること、データを分析し安全度を明確にしたカルテを提出できること。

快適創造企業レガーロは「看板ドック」で0から1を作り、無から有を生み出したんだ。

 

日曜ドラマにして欲しいほどの感動に胸を熱くしていたのですが、お客様の反応は驚くほどクールでした。

「いい検査なのはわかるんだけどさ、うちの看板にもしも三角やバツがついたときにはなにをしてくれるの」

ふいを突かれて、僕の顔には「は?」という字が書いてあったかも知れません。

 

しかし、僕には「ifの法則」というものがあります。

瞬時に立ち直り、お客様に問い返していました。

 

「もしも、バツを丸にできる技術があったとして、いくらだったら買っていただけますか」

「そうだなあ。作り直しの金額との比較になるね」

「じゃあ、作り直しの半分だったら?」

「稟議書を書いてみようという気になるね」

「三分の一だったら?」

「何度でもトライしてみようと思うよ」

 

「ifの法則」がこうして導き出してくれました。

バツを丸にし、補修延命するとしたら、お客様にとっての理想的な価格は作り直しの三分の一。

私たちはそこを目指して「看板リペア」のサービスを作り始めました。

 

看板の補修延命には、クリアしなければならない課題が二つありました。

一つには、有資格者による安全性のジャッジ。

これは、一級建築士に依頼して、強度計算をしてもらい、こことここにこういう加工をすれば新品と同等の強度が保証できる、という図面と書類を出してもらえるようにしました。

 

もう一つは各市町村の条例を遵守できるかどうか。

看板の強度に問題が出たときに、補修してその後も使用を続けるということが条例にひっかからないかどうか、ですね。

調べてみると、条例に補修延命のカテゴリーはありませんでした。

意匠、つまりデザインを変更した場合は報告の義務があるけれども、補修延命については報告義務はなかったのです。

 

これで二つともクリアできました。

一口にいいましたが、時間的には2年くらい掛かっています。

作り直すときの三分の一以下のコストという点もクリアできそう。

「if理論」で問答したお客様のところに勇んで報告にいきました。

 

「おっしゃっていた条件で補修延命できるようになりますよ」

「素晴らしいね」

「ありがとうございます」

「でさ、データ解析後や補修延命した後に問題が出てきたら誰が責任を取るの」

「それは…」

「取れないよね」

「レガーロとしては取れません」

「保証がないってなると、上には上げられないよ」

 

またもやお客様から鮮やかなパンチが繰り出されましたが、僕も負けてはいられません。

「ifの法則」で受け止めます。

 

「もしも問題が出てきた場合は、レガーロが保証しますってなったら大丈夫ですか」

「額も額だから保証するでもだめだね」

「じゃあたとえば、保険があったら安心しますか」

「ああ、安心するね」

 

この会話から、先の二つの課題と平行しながら保険について1年掛けました。

損保ジャパンが引き受けてくれて「看板ドック専用保険」が完成したのです。

解析診断ミスによる事故の保証。

補修延命施工後に起きた事故の保証。

二種類の保証がついています。

「看板ドック」発売後2年間無事故なので、年間予算を1億円組んでくれていますから、その範囲内での保証が可能です。

 

「看板ドック」

「補修延命」

「看板ドック専用保険」

この三つが揃ったことで「看板で悲しむ人と苦しむ人をゼロにする」という快適創造企業レガーロの大義名分がまた一つステージを上げました。

「延命ラクスル」の誕生です。

快適創造プロデューサー・高倉博としても、とことんお客様側に立ってお困りごとの解決に精進してきた結果がこのような形になり、大変満足しています。

 

そしていま。

新型コロナウイルスの先行きがいまだ読めないなか、時代は著しく変化しています。

お客様から聞こえてくる本音の部分はたとえば、

「もう2年使いたい」

「あと2年、お金を掛けずになんとしたい」

とにかくここから2年は凌いでいきたい、という方がたくさんいらっしゃいます。

 

新しく作り直すのに300万円掛かる看板があるとしましょう。

これをリペアして延命すれば60万円で上がる。

一物件で200万円以上のコストダウンができるのです。

 

「看板ドック」自体はコストアップする商品です。

しっかり検査してデータを解析し、安全度を検証するコストが2割か3割。

それはリペアで十分回収できて、保険もついているから安心つきのコストダウン。

お客様は「看板ドック」と「延命ラクスル」を採用するにあたって、予算化を考えたいとおっしゃいます。

 

企業がもっとも嫌がることの一つが、突発的な費用の発生です。

急に20万円、30万円必要となると、とてもプレッシャーが掛かる。

たとえば看板には「不点」というものがあります。

光るはずの看板が光らなくなってしまうことです。

店舗のほうでは、一刻も早く直して欲しいのに、稟議が下りないからとなかなか点灯しない。

担当部署のストレスになりますね。

 

こういうケースは快適創造企業レガーロが保証させていただくことにしました。

突発的な費用が出ないような予算を取りたいというお客様のために、レガーロが施工後2年保証して、その間は1円も費用が掛からないようにします。

その代わり、しっかり見させてください、しっかり施工させていただきます。

稟議を上げて予算化するための資料作りも任せてください。

ドメインを絞っているので、同じようなタイミングで同じようなご希望が上がってくるのが面白いところです。

 

「看板ドック」

「補修延命」

「看板ドック専用保険」

さらに「予算化」。

 

「看板ドック」からスタートした事業がどんどん拡充されていきます。

こんな不便で困っている、こういう仕事が面倒でなかなか捗らない、なんとかならないだろうか…

どうぞ快適創造企業レガーロにお声掛けください。

対応策をご用意してお待ちしております。