月刊 高倉

わんぱくプロヂューサーの快適創造奮闘記

2021.08.05

『月刊高倉』2021年8月号

快適創造企業レガーロのお客様である店舗開発担当者の方々のお困りごとのなかで、もっとも「めんどくせえんだよな」の声が上がるのが「屋外広告物申請」です。

数ある看板にまつわる業務のなかで「めんどくさくてやってられないもの」No. 1といえるでしょう。

 

なにがめんどくさいといって、地方自治体によって屋外広告物についての条例がまちまちであり、その自治体の区分もたんなる都道府県だけでなく、市町村を含め申請先は全国で160にも上ること。

さらに、同じ窓口でも担当者によってルールの解釈が違い、申請者に対する厳しさが違うこと。

そして、そんなめんどうな申請を3年ごとにしなければならないこと。

 

快適創造企業レガーロのお客様は全国に数百の店舗を持っていますから、本社の店舗開発の部署には、各市町村から申請書が送られてきて、それが毎月10通は下らないという状況です。

それぞれ封筒の色も書式もまちまち、申請書の書式もばらばら。

提出は郵送やファクスでいいという市町村もあれば、窓口に直接きてくださいというところもあります。

縦割り行政の極みであり、店舗開発担当者としては「どうしろというんだあ」と髪をかきむしりたくなること必至です。

 

そんなお客様の実情を鑑み、快適創造企業レガーロは「申請ラクスル」のサービスを始めたわけですが、最初はある外食業の大手の店舗開発担当者様とのやりとりでした。

その方から屋外広告物申請が大変だと伺い、レガーロが代行しますよ、と申し上げたのですが、その後2,3か月経ってもご依頼がありません。

どうなりましたか、とお尋ねすると、申請が必要なところとそうでないところを精査してから送ろうと思っている、とおっしゃるので、もう封筒ごと全部送ってください、とお願いしました。

 

その会社様は全国に1300店舗展開されているので、申請書は誇張でなく段ボール箱一杯でした。

うちのパートさんが、開封から初めて丸三日くらいかけて、申請が必要なものとそうでないもの、それぞれの申請先などを表にして、提出したところお客様は大感動。

「いやあ、ほっとした」と胸を撫で下ろしておられました。

 

私の快適創造企業レガーロの経営者としての大義名分は「看板で悲しむ人と苦しむ人を0にする」にあります。

看板の制作や設置、点検だけを頑張っていても、悲しむ人や苦しむ人は0にならない。

看板には屋外広告物申請のような、煩雑で細かすぎる業務がついて回るのですから。

私たちが代行できるものはできる限り引き受けて、店舗開発担当者の方々の負担を軽減させたいと思います。

 

その出発点から組み上げたのが「申請ラクスル」のサービスです。

屋外広告物申請は企業のコンプライアンスとしての業務なので、申請をするかしないかは、企業自身の判断に委ねられています。

 

ですから、まず必要なのは、該当する屋外広告物はすでに申請されているものかそうでないかの確認。

次に、条例を守れている屋外広告物かそうでないかのチェック。

これはつまり「ヤブヘビ」になりたくないからです。

条例を守れている看板なら、申請をしたほうがいいし、守れていない看板なら申請しないほうがいい。

法律による強制力のある申請ではないので、こういう見極めが必要になります。

 

数字をいうならば、上場企業は7、8割の屋外広告物を申請していますが、未上場の会社や一般のお店の8割は申請をしていません。

条例を遵守するための是正をしようとしたら、一件につき数百万円というコストがかかってしまいます。

家の建て替えくらいの費用が必要になるわけです。

 

「申請ラクスル」の流れでいうと、まず、お客様から封筒ごと丸投げで送っていただく。

快適創造企業レガーロの専門スタッフが開封し、その屋外広告物がすでに申請されているのか未申請なのかを確認、さらに条例の基準に合っているかいないかをチェック、書類にしてお客様に提出します。

それぞれについてお客様から申請するかしないかのジャッジをもらったら、申請のステップへ。

 

申請には行政書士が必要ですが、快適創造企業レガーロでは看板業務全体に強い行政書士を協力スタッフとして抱えています。

女性スタッフが細かくチェックして、看板に特化したスキルを持つ行政書士が交渉にあたるので、申請書を市町村からつき返されることはほとんどありません。

 

とにかくこの申請の過程は、めんどくさいの塊のどまんなか、とでもいうか、たいそうな手間と時間が掛かります。

店舗開発担当者の方々が、こんなめんどうなことに時間を使っているとしたら、ほんとうにもったいないことです。

「申請ラクスル」にどんどん丸投げして、店舗開発担当本来の仕事に打ち込んでください。

 

インターネットを検索すると「屋外広告物申請代行します」のサイトは出てきますが、封筒をまるごと送っていいところは「申請ラクスル」以外にないはず。

また、快適創造企業レガーロは、屋外広告士の資格を全国162か所すべてで取得しています。

1か所につき約3万円の登録料が必要ですから、500万円以上の費用が掛かりましたが、これでエリアの問題もありません。

全国どこにある屋外広告物の申請も「申請ラクスル」にお任せあれ。

 

企業のアウトソーシングのみならず、各家庭での家事代行も一般的になりつつある令和の時代。

「代行」はもう「間に合わせ」ではありません。

立派なプロフェッショナルの技であり、いまもっとも求められているビジネスの一つです。

笑顔になる人が増える代行業務に携われることが、快適創造企業レガーロの大きな喜びになっています。