月刊 高倉

わんぱくプロヂューサーの快適創造奮闘記

2021.06.04

『月刊高倉』2021年6月号

快適創造企業レガーロではお客様のお困りごとを解決することで新規開拓をしています。

そのほかの方法はないといってもいい、一択のプロセスです。

私がお客様にお会いするときも、開口一番「最近なにかお困りのことはありませんか」と伺っています。

 

 

快適創造企業レガーロのお客様は、全国展開をされている小売業や飲食業の店舗開発担当者の方々。

少し前から複数のお客様が「首都圏はいいのだけれど、地方の物件になると看板のコストが上がってしまう」というお悩みを口にされるようになりました。

価格だけでなく、地方では看板の手配も設置後の管理も業務がとても複雑になるのがとても大変だとおっしゃいます。

 

 

地方の業者との打ち合わせがまず面倒くさいし、取り引き口座をいちいち開設するのも面倒。

品質にも不安がある。

それなのに、東京なら100万円でできるものが120万円、130万円掛かってしまう。

売る側の都合と買う側の都合にミスマッチが起きているようです。

 

 

「地方が困ってるんだよね」

そんなお客様に快適創造企業レガーロは最適の解決方法を提供することができます。

 

 

「地方が強い東京本社の看板屋」というのが現在の快適創造企業レガーロのキャッチフレーズ。

自社工場を持たない、いわゆる「ファブレス」だからこその強みを最大限に活かしています。

大手の企業様とお取り引きをしている看板屋で「ファブレス」のところはほとんどありません。

快適創造企業レガーロは稀有な「ファブレスメーカー」といえるでしょう。

 

 

「地方が困る」のお困りごとを解決しようと動きだしたのは2年前。

北海道、東北、九州に進出したいお客様に「やれる?」と聞かれて「トライしてみましょう」とお答えし、悪戦苦闘の末、なんとかクリア。

さらに試行錯誤を重ねて、安定供給できるところまでこぎつけ「看板ラクスル」としてリリースしました。

 

 

価格面、対応面、品質面、三拍子揃えて、ほぼ全国で受注できるようになりました。

「ファブレス」である快適創造企業レガーロがコンストラクション・マネジャーを務めて、東京のお客様と地方の看板業者をつなぎ、図面通りの品質の看板を製作、施工、管理まで一括にお引き受けします。

これがすなわち「任せて安心」の「看板ラクスル」なのです。

 

 

首都圏の看板については、いまの看板屋でお作りください。

ただし、地方についてはぜひ、快適創造企業レガーロにお問い合わせください。

お客様にはこの二つのお願いをしています。

自社工場を持たない我が社だからこそ、地方工場のポテンシャルを最大限に引き出すことができます。

 

 

「地産地消」は農作物だけではありません。

快適創造企業レガーロがCMとして地元の工場に発注することで、地方の仕事を奪うのではなく、地方が活性化する。

看板業界の「地産地消」を私たちから始めたいと思っています。

 

 

コロナ禍がつづく現在、都心店は苦戦を余儀なくされていますが、郊外や住宅地の店舗は健闘しています。

お客様には当然のこととして、郊外や住宅地に小さめのお店をどんどん出していこう、という動きが。

看板に関しては、多品種、小ロット、短納期となります。

快適創造企業レガーロはこの三つの条件をコンプリートしてきました。

お客様が攻めるとき、いちばんの味方として、力を尽くします。

 

そして、その動きが全国展開となりつつあるいま。完成した「看板ラクスル」で確実にお応えできるようになりました。

そのベースは「看板ラクスル」に3年ほど先行した「看板ドック」で選定した全国の看板業者さんたちです。

 

 

「看板ドック」は看板を非破壊検査で点検してデータを分析、安全基準に照らして数値でレポートし、立て替えや修理延命の施工、その後の管理までを包括するサービスです。

「看板ドック」で全国制覇するために全国160か所の地方公共団体で屋外広告業の登録をしました。

同時に点検を実施できる看板業者を全国で選び、日本中どこの町でも「看板ドック」を受けていただけるよう態勢を整えたのです。

 

 

その全国の業者さんたちに「看板ラクスル」では看板の製作もお願いできるようになりました。

点検だけではなく、製作も受注できたほうが業者さんたちは喜びます。

快適創造企業レガーロが「ファブレス」の会社であることが、ここでも強みです。

 

 

業者さんたちとお話ししていて「うちはなんにも作れないんです」というと「ライバルじゃないんですね」とほっとしてもらえます。

私たちにもの作りができたら、こんなに仲良くしてもらえないでしょう。

ものは作れないけれど、仕事は作れる、仕事を頼める、いっしょに発展できる。

快適創造企業レガーロはそういう会社なのです。

 

 

10数年前には協力会社は3社でした。

それが現在は全国に広がって協力会社は30社。

売り上げは1.5倍から2倍へと伸びています。

 

 

搾取する商売は続きません。

共存共栄のありかたこそがお互いを活かし、末長くお付き合いできる関係を築きます。

お客様とも協力会社ともお付き合いが長い、それも快適創造企業レガーロの特長なのです。