月刊 高倉

わんぱくプロヂューサーの快適創造奮闘記

2021.05.06

『月刊高倉』2021年5月号

いつも大変お世話になっております。

快適創造企業レガーロ代表取締役の高倉博です。

 

 

このたび、弊社の「看板ラクスル」のホームページとメールマガジンを連動させ、日頃よりご愛顧いただいている皆様に、月に一度の定期便をお届けすることといたしました。

「看板ラクスル」についての話題を中心として、快適創造に奮闘する私自身をご覧いただきたく、鋭意執筆いたします。

どうぞよろしくおつきあいください。

 

 

私が、快適創造企業レガーロの前身REGALOを創業したのは1998年、28歳のときでした。

業種はアパレル、業務内容はTシャツ加工です。

「109ブランド」のTシャツを作り、当時人気絶頂の歌姫のオリジナルブランドとコンサートのTシャツを手がけるなど、この時期のTシャツ加工業者として、トップまでいけたと自負しています。

 

 

しかし、30歳を超えた頃から、10代の子たちのめまぐるしく変わる「かっこよさ」「かわいさ」への興味が薄くなっている自分を感じるようになりました。

私は心が湧き立たないと仕事ができません。

 

 

停滞したかのような日々を送るさなか、まるで天の声のように

「看板用LEDの代理店になってみないか」という誘いが訪れました。

 

 

「LEDか…」

 

まず私の感性が面白いと感じ、次にLEDのエコロジカルな側面にも惹かれました。

そして2003年、Tシャツを制作するアパレルのレガーロから、看板用LEDを扱うレガーロへと転身したのです。

業界をまたぐ舵切りで、再創業ともいえました。

 

 

それからの18年。

 

 

ただ看板用のLEDというモノだけを売ることに飽き足らず、お客様の「快適」のクリエーションにまで概念を広げて、社名に「快適創造」の冠をつけました。

「快適創造企業レガーロ」の誕生です。

 

 

「快適」は、私自身のライフヒストリーから考えても、もっともよく知るもの。

衣食住の心地よさを肌身で覚えています。

看板や店舗全体のプロデュースに携わるときにも、発想のもとになっているのは、その心地よさであり、快適さなのです。

 

 

お客様の側に立って「快適」を創り出す仕事は、つねに課題を伴いますが、私には喜んで取り組めるものです。

結果を出せるという自信もあります。

会社としても、私個人としても、一生を掛けて追求していくテーマです。

 

 

看板業者として日々お客様に接し、同業者と付き合うなかで、安全がもっとも重要とされるべき業界で、それがいまだ為されていないことを痛感しました。

そこで私は「看板業界を安全第一の業界にする」という志を立て「看板で悲しむ人を0にする」ことを大義名分に据えたのです。

 

 

志に基づき、大義名分を果たすため、徹底して安全を求める商品を開発する。

快適創造企業レガーロのミッションが明らかになりました。

安全には基準が必要です。

建築には建築基準法があり、安全基準は数値で定められています。

ところが看板の検査は目視や触手中心で感覚的なものでした。

万が一事故があれば人命に関わるものなのに、数値による安全基準がありません。

 

 

ないのなら、我々が作ろう。

大学の建築学研究室との産学共同で安全基準の数値の設定から始め、2年の歳月を掛けて「看板ドック」は完成しました。

人間に「人間ドック」があるなら、看板には「看板ドック」が必要という思いからのネーミングです。

 

 

看板の各部位を非破壊検査し、データを分析して、現況を診断。

立て直しが必要なのか、修理することで延命が可能か、そのタイミングはいつか、をレポートします。

 

 

おかげさまでお客様の支持を得て「看板ドック」は好調に滑り出しました。

目に見える数値をもとにした報告によって、お客様の社内での稟議・決裁がスムーズに進みます。

これもまたお客様の快適の創造になりました。

こういうものが欲しかった、といっていただける商品を開発できたことに誇りを感じています。

 

 

さらに「看板ドック」のソフトはフリーにしました。

「看板ドック」の方法で検査を実施したい看板業者には点検ノウハウを無料共有し、快適創造企業レガーロは上がってきたデータの解析を担います。

「看板業界を安全第一の業界にする」という志を実現するための第一歩となりました。

 

 

快適創造企業レガーロにとって、お客様のお困りごとを解決することがおつきあいのすべてといっても過言ではありません。

新しくお付き合いさせていただくお客様のお困りごとも、長くお世話になっているお客様のお困りごとも、最速で最善の解決に導くことに私たちの存在意義があります。

 

 

看板にまつわるお困りごとは、安全基準がなかったことによるものだけではありません。

「看板ドック」だけではまだ足りない。

看板には、店舗開発担当者を煩わせ、苦しめるタネがいくつも潜んでいます。

「看板で悲しむ人を0にする」ためには「看板で苦しむ人」も0にしなければ。

 

 

看板の「苦」を「楽」に。

看板を楽にする、看板で楽をする。

看板のすべてをワンストップで。

それが「看板ラクスル」です。

快適創造企業レガーロの看板業18年の集大成としてリリースいたしました。

 

 

1998年創業時にはTシャツ屋。

2003年看板用LED屋になり、そこからLED看板屋になって、さらに看板屋になり、そして2021年現在、看板屋+点検屋です。

快適創造企業レガーロは出世魚のように進化しています。

 

 

次号からは「看板ラクスル」の詳細をお伝えします。

お困りごと解決の実例にも随時触れていく予定です。

高倉博のわんぱくプロデューサーぶりをお楽しみいただければ幸いです。