月刊 高倉

わんぱくプロヂューサーの快適創造奮闘記

2025.09.08

『月刊髙倉』2025年9月号

業務分析定例会での「問診」で長年悩んだ課題が解決しています

サステナブルサインのレガーロはおかげさまでこの2025年9月、第27期を好調のうちに締めくくります。
「拡大」をテーマに据えて、年明けに発表した「店舗ドック」は、予想をはるかに上回るスピードでお客様に周知していただき、関心を寄せていただいています。
誠にありがとうございます。

「店舗ドック」の採用を検討していただくにあたって、月に一度の業務分析定例会のご案内をしたところ、すでに5つの会社様が参加してくださっています。
ほか数社のお客様からもお声かけいただいており、当初の10社までという枠はすぐに埋まってしまうのではないかと思われます。
この枠を広げる準備をするのも、次の28期の「拡大」の一つとなりそうです。

『月刊髙倉』本号では、サステナブルサインのレガーロの業務分析定例会は、具体的になにをしているのか、というお客様からのご質問にお答えします。
そういう内容なら自分の会社でも参加してみようか、と思っていただけるようでしたら、幸いです。

結論からいうと、業務分析定例会はお医者さんの「問診」にあたります。
私たちが受診したとき、お医者さんとの会話はたいてい「きょうはどうされました?」から始まります。
「頭が痛いのです」「咳が出ます」「おなかの調子がよくなくて」など、私たちは受診した理由やきっかけとなった症状を話します。

お医者さんの質問はそこから枝分かれして、詳しい内容の会話になっていくでしょう。
実際に聴診器を当てる前の段階が問診であり、診断と治療へのとても大事な導入部となっています。
患者側から見ると、問診が丁寧なお医者さんは診断も的確で、信頼ができて安心します。
とくにかかりつけ医はそういうお医者さんであってほしいものです。
業務分析定例会は、店舗という患者さんが、サステナブルサインのレガーロというお医者さんから受ける「問診」だと思ってください。
ただし、店舗は話ができないので、お客様に付き添いの方のように代わりに答えていただきます。
最初の質問は「きょうはどうされましたか?」ではなく「いま店舗のことでなにかお困りごとはありませんか」です。

現在業務分析定例会に参加されている5社のうち、2社のお客様は、この問診の段階で長年のお困りごとの原因が判明し、すでにメインテナンスも完了して課題解決ができました。
人間にたとえたら、整形外科の問診で長年の腰痛の原因がわかり、治療やストレッチで快癒した、もうギックリ腰は怖くない、といったところです。

私の愛読書の一つに『原因と結果の法則』(ジェームズ・アレン著/坂本貢一訳・サンマーク出版)があります。
原因があるから結果がある、すなわち、結果のあるところには必ず原因がある。
この本は人の心のレベルでそれを説いていますが、店舗においても法則は同じです。

これまでの一般的なメインテナンスは、結果だけを見て応急処置をしてきました。
きょう壊れたからすぐに直して、明日にも営業再開しなければ、という急場しのぎです。
それで直ったように見えますが、しばらくすると同じ症状が再発。
また業者を呼んで同じ応急処置をして、という無限ループにはまってしまいます。
これが旧来の「事後保全」です。

サステナブルサインのレガーロがご提供するのは、問診に始まる原因究明からの根本解決ですから、再発はしません。
トイレが定期的に詰まって、匂いも消えずに困っていたお客様のところへ原因究明に伺う
と、排水管には問題はなく、トイレの便器が新しい節水型だったからでした。

新しいビルなら排水管の構造と新しい便器が流す水の量がマッチしているので、すっかり流れますが、古いビルの排水管ではその量だと流しきれなかったのです。
業者がいくら処置しても、根本原因がわかっていなかったため、また同じことが起きてしまっていました。
私たちが入って原因を判明し、水量の多いタイプの便器に交換して問題は見事解決しました。

もう一社のお客様も同じように、長年のお困りごとが業務分析定例会で解決。
それぞれに晴れやかな笑顔を見せてくださいました。
「店舗ドック」のご採用前の問診の段階で実績を上げられたことに、私たちとしましても、大きな手応えを得ることができました。

「事後保全」から「予防保全」へ、さらに進めて「予兆保全」あるいは「予報保全」へ、
というのが「店舗ドック」が起こすメインテナンスの改革です。
人間にたとえるならば、定期的な健診によって未病の段階で癒したり、健康体を維持するためにメインテナンスを継続したり、というアプローチ。
症状が現れてから治療するより、時間も費用も少なくて済みますし、そもそも体に負担がかかりません。
お客様の大切な店舗も、まずは業務分析定例会の問診から始められてはいかがでしょうか。

前出のお客様方のように、こんなところに原因があったとは、と驚かれ、長患いがあっという間に消えた、と喜ばれることになるかもしれません。
私はその可能性は大だと思っています。
ぜひお気軽にサステナブルサインのレガーロまでお声かけください。