月刊 高倉

わんぱくプロヂューサーの快適創造奮闘記

2025.08.04

『月刊高倉』2025年8月号

「店舗ドック」無料実験の段階で早くもお困りごと解決できました

すでにお知らせしている通り、サステナブルサインのレガーロでは現在、企業様と月に一度の業務分析定例会を開催しております。
7月までに5社のお客様方が参加してくださっています。

そのうちのあるお客様の店舗で、トイレが定期的に詰まるというお困りごとが発生していました。
その都度対応しても、また一定期間が経つと同じ症状を繰り返してしまう、匂いも上がってくる、というお話で、それでは私どもで現場を見てきましょうとなりました。
具体的には「店舗ドック」の配管点検の無料実験です。

そこはビルインの店舗で、建物自体は築年数がかなり経過していました。
いっぽう、最近のトイレは節水型になり、従来のトイレの3分の1か4分の1の水量で綺麗になるように設計されています。
建物の配管は完成当時のままですから、たとえば一回につき10リットルの水が流れたらゴールまでいくようになっているのに、そこに3リットルの水しか流れてこないとしたら、当然途中で滞ります。
よって匂いが発生し、あるところまできたら詰まってしまうわけです。

配管自体には問題がないことも確認でき、トイレを従来の水量が流れる型に換えて、無事問題が解決しました。
この例から推しはかれることは、これまでのメインテナンスが対症療法的だったということです。
とりあえずいま使えるようになればよい、と店舗側もメインテナンス業者側も考え、急場しのぎの修理を繰り返してきた、といわざるを得ません。

それに対し、サステナブルサインのレガーロの「店舗ドック」は原因と結果の法則を貫いています。
私たちは、発生している問題の原因を追及し、根本解決をしようと動いているのです。
この、視点とやりかたの違いをご理解いただければ幸いです。

5社のうち2社の企業様で、このような「店舗ドック」の無料実験の段階での問題解決がなされ、大変喜んでいただけました。
ほか3社のお客様の間でも似たケースのお困りごとを伺いました。
中年期にさしかかるとぎっくり腰や五十肩の経験者が増えるのと同じように、店舗も、上記のような建物自体の築年数も含めて、経年変化によるトラブルには相通じるところがあるようです。

私どもといたしましては、「店舗ドック」導入に向けての無料実験に協力してくださったお客様に感謝するとともに、成果を出すことができて安堵し、自信を持つことができました。
商品をリリースするタイミングでまだ自信がないのですか、と問われるかもしれませんが、成果を見るまでは自信があるとはいえません。
お客様に対して、どこまでも誠実でありたいと思うサステナブルサインのレガーロです。

トイレの問題でお困りだったお客様は、
「何年も前から悩んでいたのはなんだったんだろう。直しても直しても詰まるし、毎日匂いも上がってきて閉口していたのが、いまはもうすっかりなんにもなくなってしまったよ」
と目を輝かせて話してくださいました。

さきほどぎっくり腰を例に挙げましたが、私自身の経験からも、腰痛の段階で対症療法を繰り返していると、ぎっくり腰という結果を見ます。
そこでまたとりあえず動けるようになればよい、と対症療法をすると、今度はぎっくり腰が癖になるという慢性化の段階に入るでしょう。
正面から向き合い、根本原因を探って対処してこそ治癒を得られます。

「店舗ドック」の無料実験の段階で、店舗のお困りごとは根本解決こそが最適解であり、もっとも早い解決方法であるとお客様にご理解いただけたことに、私たちも大きな手応えを得ました。

「看板ドック」で築いた礎の上に「店舗ドック」という新しい商品を立ち上げている今年のサステナブルサインのレガーロ。
ビル工事は基礎段階にとても時間がかりますが、建物の形が見えてくると完成まではスピーディです。
私には「店舗ドック」にもビル建設と同じような映像が見えます。
お客様のお困り顔が晴れていく速度もどんどん上がっているようです。

業務分析定例会は当初5社限定で行う予定でしたが、おかげさまで早々に枠が埋まってしまいました。
半年前から参加してくださったお客様とはすでに6回開催し、5社めのお客様とはつぎが2回めになります。
今後10社のお客様まで増やせるよう、現在社内で調整中です。
とくに飲食の会社様を中心にお届けできたらと考えております。

業務分析定例会では、硬い話や難しい話、ややこしい話は出てきません。
いままさに、店舗でどんなことが起こっているのか、なににお困りなのか、具体的で現実的なお話を伺っています。

お困りごとに大小はなく、ささいなことだと思っていたら大きな原因が見つかったり、逆に長年困っていたことがあっけなく解決したりもします。

すべてのお困りごとはお話ししてくださった瞬間から快方に向かうのです。
参加を検討されているお客様はどうぞ早めにお声がけください。