『月刊高倉』2024年11月号
サステナブルサインのレガーロが企画設計中の「店舗ドック」で解決するお困りごとベスト4
先月の『月刊高倉』でお伝えした、サステナブルサインのレガーロの新事業「店舗ドック」ですが、今月から4回にわたってさらに詳しくご説明していきたいと思います。
おかげさまで多くのお客様にご採用いただいている「看板ドック」は、他に類のないサービスです。
いまある看板の健康寿命を延ばして安心安全を保証するだけでなく、看板に起因するお客様のお困りごとをまとめてお引き受けして、すべての局面でのコストダウンを可能にする、唯一無二の商品であることを、私自身誇りに思っております。
そして、その「看板ドック」で完成させたシステムとノウハウを店舗全体に拡大して適用したら、もっとお客様のお役に立てるのではないか、と考えて着手したのが「店舗ドック」です。
サステナブルサインのレガーロのお客様は、全国展開されている外食産業や流通業の店舗担当者の方々です。
看板については「看板ドック」で安心安全を得られたけれど、店舗全体から見るとそれはほんの一部。
私はお客様方とお会いし、「店舗にはまだまだこんなに困りごとがあるんだよ」というお声を伺ってきました。
たくさんのお困りごとを私なりに整理すると、つぎの4つに分けられました。
1. 店舗に関わる業者の数が非常に多く、それぞれとの履歴が管理できていない。法令や条例が地方自治体ごとに違うため、点検や申請の時期がばらばら。
店舗に関する情報が集約されていないので対応に追われつづける。
2. 店舗の屋根に不具合が急に起きて、営業が止まってしまう。
3. 配管が突然破裂するなどして、営業が止まってしまう。
4. 電気系統に問題が発生し、営業が止まってしまう。
どのお困りごともあまりに大変で、伺っていると私の立場ですらめまいを覚えます。
大企業であっても店舗担当者は数名というところがほとんど。
その方々がいわば24時間365日体制で、多いところでは1000もの店舗の不具合や問題に対応されているのです。
私たちサステナブルサインのレガーロは、お客様のお困りごと解決に全身全霊で臨む会社です。
「店舗ドック」は、いま挙げた4つのお困りごとをすべて解決するサービスでなくてはなりません。
「店舗ドック」は、このベスト4の解決を中心に据えて企画設計されています。
今月はお困りごとベスト1の「店舗についての履歴や情報が集約されていない」に対して、「店舗ドック」がご提供する解決策についてご説明します。
これは一言で表すと「一元管理」ということになります。
「店舗ドック」は500店あっても1000店あっても、それぞれの健康状態についての情報を集めて一元管理します。
つまり「店舗の健康状態が一目瞭然」になるのです。
これをサステナブルサインのレガーロでは「メインテナンスDX」と呼び「店舗ドック」の軸とします。
すなわちメインテナンスの「見える化」です。
店舗の現場はつねに発生ベースです。
人がある日突然ぎっくり腰になって動けなくなるのと同じように、ある夜閉店後の店内で設備に問題が発生し、明日の開店がおぼつかなくなったりします。
そこで業者に連絡して修理を頼みますが、とにかく急いでいるので、その修理代金が適切な金額なのかどうか判断する余地がありません。
「店舗ドック」は店舗の各箇所を点検して健康状態を明らかにし、情報を一元管理しますから、発生ベースではなく、メインテナンス先行で店舗の健康寿命を延ばします。
一店ごとの各箇所の状態、全店舗の状態、ともに一目瞭然になっているので、計画的に修理ができ、予算化もしやすくなります。
修理代金も平時からリサーチして地域ごとの相場や適正価格を知っておけば、急場しのぎに高いお金を支払う必要はありません。
これも体の健康と同じです。
急に歯が痛くなって歯科医院に初診で駆け込むよりは、いきつけの医院で定期的に検診を
受けて虫歯を防いだほうがコストもかからないでしょう。
メインテナンスを計画的に行うということでは、頼まれる側の業者にもメリットが生まれます。
なにか起こるといけないから待機していてくれ、といわれたら、他の仕事は入れられず、かといって休んでもいられません。
そのような態勢では、新しく人を雇い入れることも難しいでしょう。
定期メインテナンスに移行すれば、たとえば全国に900あるこの機械を5年かけて回ろう、となって、新人を同行させたり動画で学ばせたりすることも可能になります。
「店舗ドック」の導入は、企業側のコストダウンだけでなく、業者側にも利益をもたらすのです。
法令点検に対しても「一元管理」は目覚ましい働きをしてくれます。
「看板ドック」から派生したサービスで各地方自治体への申請業務を代行したことで構築したシステムが、店舗全体の法令点検対策にも役立つことは確かです。
こちらは期限が切れてしまった、あちらは更新を忘れてしまった。
頭を抱えたくなる縦割り行政の煩雑さには、一元管理で対応するのが最善です。
「店舗ドック」は2025年サービススタートを目指して鋭意企画設計中です。
今回のメルマガでまずは「店舗ドック」の「一元管理」について、現時点での計画のありようをご理解いただければありがたく存じます。
きたる12月号では、はお困りごとの第2位「屋根の不具合」について「店舗ドック」はどのように解決するかをご説明する予定です。