月刊 高倉

わんぱくプロヂューサーの快適創造奮闘記

2024.04.08

『月刊高倉』2024年4月号

ご存じですか
2027年末、蛍光ランプの製造と輸出入が廃止されます

2024年も4分の1が過ぎました。
新年度が始まっています。
こういったからといって時間が流れるスピードが変わるわけではないのに、節目にくるたびいってしまいます、ほんとうに速いと。

きょうお届けする内容は約3年後の話ですが、いまから3年前のことを思い出すとわかるように、それはおそらくあっという間にやってくるでしょう。

昨年10月30日から11月3日までスイスのジュネーブで開催された「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」において、すべての一般照明用蛍光ランプについて、製造と輸出入の廃止期限を2027年末と決定しました。

一般用の高圧水銀ランプについてはすでに製造と輸出入が禁止されていますが、それに続いて一般証明蛍光ランプも2027年末には製造と輸出入ができなくなるわけです。
この背景には「水銀に関する水俣条約」があります。

この条約は、水銀の一次採掘から貿易、水銀添加製品や製造過程での水銀利用、大気への排出や水・土壌への排出、水銀廃棄物に至るまで水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める条約で、現在は147の国と地域が加盟しています。

今回の決定が、私たち看板業界に及ぼす影響は大きなものです。
サステナブルサインのレガーロは看板業として再創業したときからLEDサインのみを扱ってきました。
安全性とコストの点からもエコロジーの観点からもLEDの優位性と将来性には疑うところがなかったからです。

私たちが納品する看板は最初からLED照明によるものだけでしたが、「看板ドック」の事業を始めてみると、世の中にはまだまだ蛍光ランプによる看板がたくさんあることがわかりました。
2027年末に蛍光ランプの製造と輸出入が止まると、これらの看板は光源である蛍光ランプが切れたら交換することができなくなります。
時間的にしばらくの猶予はありますが、持続可能な看板ではなくなってしまうことはたしかです。

このことを知って「うちの蛍光灯の看板、どうしたらいいのだろう」とお困りのお客様は、ぜひサステナブルサインのレガーロにご相談ください。
なぜ私どもにご相談いただくとよいのか、お客様にとってのメリットは二つあります。

一つめは、共同購買によってコストダウンができることです。
サステナブルサインのレガーロのお客様は全国に店舗を展開されていますが、お客様同士が近くに出店されている例が少なくありません。
外食産業であれば、幹線道路沿いにお互いに顔見知りの店舗並んでいるでしょう。
駅前や住宅地のなかの店舗でもご近所さんはいらっしゃいますね。

その方々で集まって共同購買していただくと、私どもとしては作業費、移動費、人件費の削減ができます。
それがそのままお客様のコストダウンを可能にするのです。
サステナブルサインのレガーロにお声がけの際には共同購買のご検討をよろしくお願いいたします。

サステナブルサインのレガーロにご用命いただくことのメリットのもう一つは看板の健康寿命を伸ばせることです。
サステナブルサインのレガーロなら看板の光源をたんに蛍光ランプからLEDに替えるだけでは終わりません。

「看板ドック」で看板自体を非破壊検査機を用いて点検し、独自の安全基準に照らしてデータを解析、カルテで報告して「看板リペア」で補修延命工事まで完了させます。
さらに「看板パワフル」では看板の筐体躯体をリフォームして再利用することもできます。

蛍光ランプを光源としていた看板というのはつまり古い看板です。
経年劣化している可能性が十分考えられます。
光源をLEDに替えても、その後に看板自体が使えない状態になったとしたら、立て直しをしなければならず、また高いコストがかかります。

サステナブルサインのレガーロなら光源を蛍光ランプからLEDに替えるだけではなく、「看板ドック」「看板リペア」「看板パワフル」の連動で看板自体の安全安心を確保し、健康寿命を伸ばし、大幅なコストダウンができるのです。
それに従い、お客様ご自身の安心期間もぐっと延びることになります。

私の得意な看板擬人法に従えば、ちょっと暗めの平成男だった看板が、令和の明るさを身につけて、若返りも果たし、もう一仕事も二仕事もするぞ、と顔を上げて未来を目指す、といった感じでしょうか。
ロードサイドにそんな看板野郎たちが何人も並んでいるところを想像すると楽しくなってきます。

現在のLEDの発光率は蛍光ランプの1.3倍で、理論上は2倍の発光効率も望めます。温室効果ガスの排出も減らせることから、政府はかねてから蛍光ランプからLEDへの移行を推進、「高効率照明(LEDなど)2020年までにフローで100%、2030年までにストックで100%の普及を目指す」と表明しています。

間近に迫った世界的な照明の刷新に際し、お客様の看板が先陣を切れますように、サステナブルサインのレガーロが総力を挙げてお手伝いします。
ぜひとも、お早めにお声がけをいただきますようお願い申し上げます。