『月刊高倉』2024年3月号
「条例カルテ」がお客様にとても喜ばれています
サステナブルサインのレガーロの「看板ドック」から始まる看板メインテナンスのサービスのなかで、地味といえば地味だけれども、お客様にとても喜んでいただいているのが「看板ラクスル」でお作りしている「条例カルテ」です。
この条例カルテは、サステナブルサインのレガーロがお客様の看板の申請業務を代行する際に作成するもので、全国各地に設置しているお客様の看板について、それぞれの市町村での条例が現在どのようになっているかの情報をまとめています。
各市町村に申請する事項と内容、時期が一目でわかるようになっていますので、お客様の社内での情報共有がこのカルテによってスムーズに行えます。
看板すなわち、行政の言葉では「屋外広告物」や「屋外掲示物」となりますが、申請先となる地方自治体は全国で160か所に及びます。
縦割り行政の極みといえますね。
サステナブルサインのレガーロのお客様は店舗を全国展開されているので、店舗のある地方自治体おのおのに申請しなくてはなりません。
その業務の煩雑さは、担当の方々にとって頭痛の種となっていることでしょう。
各市町村から送られてきてデスクにたまる一方の申請書類をぜんぶまとめてサステナブルサインのレガーロにお任せください、というのが「看板ラクスル」のサービスです。
サステナブルサインのレガーロでは160か所の地方自治体すべてについて申請する資格を取得していますので、全国どこの看板であっても申請の代行は可能です。
申請代行の主力となってくれているのは、サステナブルサインのレガーロの女性スタッフです。
パートタイマーから社員になった人、パートタイマーの人、在宅で従事している人、在宅のなかでもなんと南米のチリ在住の人など、それぞれに活躍しています。
申請に先立つ調査や上記の「条例カルテ」の作成を含め「看板ラクスル」の仕事はほんとうに細かくて複雑です。
やる気はもちろん根気がなければ続けられません。
男性には正直いって無理。
女性の繊細な神経と気配りがあってこそだと思います。
たとえば申請にともなうお金の振り込み先が地方銀行のみという自治体も少なくありません。
地元の経済を回すという目的があるのは理解できますが、こちらからの実際の手続きはほんとうに煩雑になります。
男性ならイライラして投げ出してしまいそうなところを、女性スタッフは黙々と粛々と遂行します。
その忍耐力と実行力に脱帽です。
調査の段階では地方の役所に問い合わせる必要もありますが、男性では角が立ってしまうようなやりとりでも、女性スタッフはソフトに目的の情報を引き出してくるようです。
主婦の方や育児を経験された方がほとんどなので、肝っ玉がすわっているというか、少々のことには動じないのですね。
日本国の男女平等レベルがどの程度まで進んでいるかはいざ知らず、サステナブルサインのレガーロという「小国」のなかでは、男女でしっかり役割分担をして、お互いの美点や能力を活かしながら共存共栄していきたいものです。
じつはサステナブルサインのレガーロでは、看板に関する法律を、より安全が守れるように変えて欲しいというアクションを起こしています。
政治家出身の方々にご相談したところ、看板の事故は交通事故に比べたら起こる件数も頻度も少ない、だから法整備も後回しになってしまう、角度を変えてアプローチしたらどうだろう、とご助言いただきました。
その角度というのが、女性や障害者の雇用の創造なのです。
サステナブルサインのレガーロの「看板ラクスル」が女性の雇用を創造し、活躍の場を提供していることは確かなこと。
正社員だけではなく、パートタイマーや海外在住の方を含めての在宅勤務の方々もいます。
また、性別を問わず、出社することが難しい障害者の方にも担っていただける仕事です。
「働き方改革」の国をあげての動きのなかで、女性や障害者の雇用を創造するサステナブルサインのレガーロが果たすことのできる役割は、想像する以上に大きいのかも知れません。
サステナブルサインのレガーロが女性や障害者の活躍を後押しすることが、看板の安全安心につながるわけです。
ご助言をいただき、改めて自分たちの使命を自覚しました。
また、看板の安全については、万が一の事故でこどもや女性が被害を受けることの社会的影響に焦点を当てるようにともアドバイスいただきました。
実際に、過去の看板の事故では、通行中の女性や通学途中の児童がけがをしたという事実がありました。
看板の事故からこどもや女性を守るという目的をもって法律を整備することの必要性を訴えていきたいと思います。
サステナブルサインのレガーロに「看板ラクスル」をご用命いただいて、申請業務という肩の荷を下されるお客様が、そのおかげさまで活躍することができる弊社女性スタッフがいることを覚えていてくだされば幸いです。