『月刊高倉』2023年10月号
サステナブルサインのレガーロはお客様の看板の主治医になります
サステナブルサインのレガーロの「看板ドック」では検査結果の報告を「カルテ」としてお客様に納めています。
「看板業界を安全第一の業界にする」という志を立て「看板で悲しむ人や苦しむ人をゼロにする」という大義名分を決めたとき、私に一つのアイデアが降りてきました。
お客様の看板の安全安心を守るため「人間ドック」のような精密な検査をし、詳しくわかりやすい結果報告をしたいという、使命からの発想です。
ならば名前は「看板ドック」で報告書は「カルテ」だ、と決まったのです。
私にとってはごく自然な「看板ドック」と「カルテ」だったのですが、先日あるお客様がおっしゃった言葉にはっと気づかせていただきました。
「レガーロさんはうちの看板の主治医だね」
そうだ、おっしゃる通りだ、と。
「看板ドック」を採用していただくことで、私たちはお客様の看板の管理全体を任されることになります。
サステナブルサインのレガーロには、お客様の看板の安全、効率、費用を「主治医」としてしっかりアドバイスできる会社であることが求められているのですね。
改めてぐっと身の引き締まる思いがしました。
これは当たり前のことなのですが、お客様方は看板そのものについては一般的な知識しかお持ちではありません。
私たちが病院を訪れるときになぞらえるならば、たとえば、どうも最近胃腸がすっきりしないのだけれど、なにか問題があるのだろうか、と受診しますね。
飲みすぎか、食べすぎか、それともストレスだろうか、というくらいの気持ちで。
そこで主治医に「じゃあ一度詳しく検査してみますか」といわれ、消化器の検査をいろいろと受けます。
ほどなくして主治医から検査結果を見せてもらい、
「軽い胃炎ですね、食事に気をつけてください、脂っこいものは避けてお酒もほどほどに」
などといわれて安心をし、しばらく薬をのんだり、食事を改めたりします。
早めに病院にいって検査を受けたことで、不調の原因がわかり、治療を受けて回復することができるのです。
サステナブルサインのレガーロの「看板ドック」を採用していただくと、お客様の看板にもこれとまったく同じことが起こります。
この看板、立てて10年経っているな。
見た目は問題なさそうだけれど、中は大丈夫だろうか。
台風がきて折れたり落ちたりすることはないだろうか。
そんなふうに不安に思われたときに「看板ドック」を採用していただければ、そこからサステナブルサインのレガーロが看板の主治医として最善の方策を立てていきます。
「看板ドック」では、非破壊検査によって得られた数値を、サステナブルサインのレガーロ独自の方法で解析します。
そして、建築の安全基準をもとに看板に特化して策定した安全基準に照らして安全度を判断します。
さらに、このままの状態で安全か、あるいはこの部分をどのように補修すれば安全に延命できるか、までを「カルテ」に記載してご報告しています。
「人間ドック」ならば、血液検査の数値を標準値と照らし合わせて問題があるかないかを調べ、問題が見つかったら治療計画を立てる、というところです。
さっきの話のように投薬で済む場合もあり、入院が必要あるいは手術が必要な場合もあるでしょう。
それらはすべて私たちが健康体を取り戻すためです。
「看板ドック」を受けた看板のなかにも、補修延命が必要な看板がありますが、サステナブルサインのレガーロは、その工法にも最新の技術と素材を用いてお客様や店舗の負担を最低限に抑えることに成功しています。
「人間ドック」の検査はよかったけれど、入院や手術の費用がひどく高い、入院期間が長い、では私たち庶民は困ります。
「看板ドック」も質の高い検査と診断、補修延命に対価をお支払いいただきますが、付加価値を上げることで相対的に価格を下げ、お客様にとって最大のコストダウンになるよう最高のご提案をしています。
また、先月ご案内しました新しいサービス「アピールネス診断」は看板の訴求力を高めることで、看板に掛けたコスト以上の効果を生み出します。
「看板ドック」が健康診断なら「アピールネス診断」はパーソナルジムでしょうか。
この二つで看板の未病を見つけて健康を作り、筋力や体力をつけてパフォーマンスを上げることができます。
「看板で悲しむ人や苦しむ人をゼロにする」という私たちの大義名分は「世の中のすべての看板を健康で元気にする」ことで成し遂げられるのだと思います。
街に不健康な看板がないように、街に健康な看板があふれているようにしたい。
サステナブルサインのレガーロの願いに新しい表現が生まれました。
お客様の言葉からはいつもたくさんの気づきをいただいていますが、今回の
「レガーロはうちの看板の主治医だね」
のひとことは、使命に向かう私たちの心をキリッとさせてくれました。
名医と呼ばれるその日まで、主治医として鋭意務めさせてさせていただきます。