月刊 高倉

わんぱくプロヂューサーの快適創造奮闘記

2023.08.07

『月刊高倉』2023年8月号 

「看板ドック」のカルテにお褒めをいただいています

 

 

 

炎暑の8月、サステナブルサインのレガーロは、おかげさまで大変元気です。

主力商品の「看板ドック」も、どんどん伸びています。

「看板ドック」では、検査したデータを解析、診断結果をカルテとして作成し、お客様にご報告しますが、ありがたいことに、このカルテの仕上がりにお褒めの言葉をいただいております。

 

 

「レガーロはここまでやってくれるんだ」

 

お客様は驚かれて、つぎに褒めてくださるのです。

 

「期待以上、いや想像の上をいくカルテだよ」

 

 

サステナブルサインのレガーロが目標にしているのは、お客様があたかもその現場にいらっしゃったかのような報告です。

つまり、私たちがお客様の目になって対象の看板を検査し、解析し、安全基準に照らして診断をするということです。

 

 

まず、看板の全体像を見て、非破壊検査で内部の状況を事細かく調べ、データを出します。

データはそれだけではただの数字に過ぎません。

サステナブルサインのレガーロ独自の方法で解析をし、建築の安全基準を看板のためにカスタマイズした、これもレガーロ独自の安全基準に照らします。

その結果から当該の看板の安全性を判断しますが、その際ももちろん、お客様の目になることを忘れません。

 

 

従来の検査は目視でしたから、担当者の主観が結果に影響を与えていました。

その上で、業者目線で結果を報告、看板自体の安全度とは離れたところで立て直しなどの提案がなされていました。

私は業界のそのような「常識」を打破したいと考えました。

そして、お客様目線に徹底した商品として「看板ドック」を完成させたのです。

 

 

データを解析して、安全基準に照らした結果、ここをこのように補修すれば延命できる、と判断してご報告しますが、それはお客様にとって大幅なコストダウンになります。

あくまでも、どこまでも、お客様目線での報告を。

サステナブルサインのレガーロのその姿勢の現れが「看板ドック」のカルテです。

 

 

少し前に弊社に入ってきた吉川という社員は、もともと職人で現場管理の経験を持っていました。

彼に「看板ドック」のカルテを書かせたときに、仕上がりがとてもよかったので、いまは彼に専従でカルテを担当させています。

彼は現場がわかっているので、臨場感を持って具体的に表現できるのです。

「看板ドック」が伸びているこの時期に、吉川のような社員を採用できたことをありがたいと思っています。

 

 

この季節、日本が避けて通れない、といいますか、日本をけっして避けて通ってくれないのが台風という災害です。

気候変動のためか、年々、被害が大きくなっているようでもあります。

サステナブルサインのレガーロのお客様方も、台風被害についてはとても敏感です。

台風によって看板に不具合や事故が起こらないように、対策を講じなければなりません。

まずは検査から、ということで「看板ドック」にお声かけくださるお客様がどんどん増えています。

 

 

新規のお客様の実験採用でも相当数のご依頼をいただいていて、社員や協力スタッフは連日の猛暑のなか奮闘しています。

台風シーズンが本番になる前に、お客様方に安心していただけるようにがんばります。

 

 

「看板ドック」の発想から完成、発売まではもちろん、広く知っていただけるようになるまでは、「看板ドック」はサステナブルサインのレガーロの金食い虫といっていましたが、いまやその面影はありません。

こんな孝行息子は他のどこを探してもいないだろう、というくらいの成長ぶりです。

 

 

コロナ禍でさまざまな業界が打撃を受けるなか、がサステナブルサインのレガーロには追い風となった、といえるのですが、それはこの数年の動きの一面とも捉えられます。

SDGsへの目配りなしにはなにも売れない時代、長引く不景気で新設よりは補修延命を望むお客様が増えた、コロナ以来部材などの高騰でコストがうなぎ上り、コストダウンが必要不可欠にして急務。

言葉にしようと思えば、いまを語ることはいくらでもできます。

 

 

ただ、サステナブルサインのレガーロにとっては、それらはすべて「二番目」の理由です。

 

「看板業界を安全第一の業界にする」という志。

「看板で悲しむ人や苦しむ人をゼロにする」という大義名分。

 

この二つがあるから、私たちは「看板ドック」を世に送り出せました。

つまり、ミッションが先、だったのです。

ミッションの遂行のためには、どんなものを作ったらよいか、どのように広めていったらよいか、お客様にはどうお伝えすれば理解していただけるだろうか。

すべてがミッションから発していました。

 

 

そして、ミッションがあったからこそ、不可能といわれていたことをつぎつぎに実現していけたのです。

サステナブルサインのレガーロをよくするために、ではなく、看板業界を安全第一の業界にするために、看板で悲しむ人や苦しむ人をゼロにするために、だったから、時代や世論やお客様のニーズが、あとから私たちを追いかけてきてくれたのではないでしょうか。

 

 

「看板ドック」のカルテ一枚一枚にも、ミッションの実現がなされています。

お客様にはこれからもおおいに驚いていただき、またお褒めの言葉もいただけるよう、精進していく所存です。