『月刊高倉』2022年3月号
補修延命メインテナンスを前提とした設計施工のご相談が増えてい ます
例年より寒く長かった冬がようやく退き、3月の訪れとともに暖かくなってきました。
快適創造企業レガーロはおかげさまで2022年のスタートダッシュから引き続き快調に進んでおります。
ありがとうございます。
昨年来の傾向として、補修延命やメインテナンスを前提とした設計施工のご相談が増えています。
看板は従来、古くなったり傷んだりしたらスクラップ&ビルドが当たり前のものでした。
作るほうも設置するほうもメインテナンスや再利用をするという意識が薄めだったのです。
看板本体のビスを留めるのも、取り付けするときも、とにかくしっかり締めておく、がっちりくっつけておくことが大事。
あとで外すことを考えて外せるように作るようなことはほとんどしていませんでした。
外したらその看板を再利用することがありませんから、外すイコール廃棄するということ。
そして新しいものを作って設置します。
定期的にメインテナンスしたり、補修して延命したりすることもありません。
景気のいい時代はそれでもよかったのです。
5年か10年の店舗の賃貸契約期間が切れたら全部壊して一から作るものでしたから。
僕たちもお客様から「5年保てばいい」「10年保てばいいから安くして」といわれてきました。
しかしいまのこの社会状況で、すべては変化しています。
実際に店舗を作ろうとしたとき、第一に部材が入ってこないこと、入ってきても高騰していることに直面します。
断熱材、半導体、エアコン、給湯器、トイレなど、店舗の設備に欠かせない部材の製造が遅れ、価格が高騰しているのです。
そしてもう長く続いている不景気マインド。
さらに、明けそうで明けないコロナのマインド。
明けたらこうなるかな、明けなかったらこうしていかないとかな、というまさに暗中模索の状態。
部材の遅延と高騰、不景気マインド、コロナのマインド、この三つによって、看板においても補修延命再利用のニーズが高まってきました。
僕たちの日常生活でいうと、以前だったら新車を買うところだけど今回は車検を通しておこうかな、とか、マンションの賃貸契約が切れるけど引っ越さないで更新しておこうかな、という感じです。
店舗の設備を全とっかえなんてしないで再利用しよう、新しい看板を作り直さずに補修延命して使い続けよう。
どの業界にもその考え方が広がっています。
店舗の賃貸契約を更新しただけで、設備はそのまま使いたいけれど、安全面に不安がある。
これは当然です。
5年10年保てばいい、で作られたものをこれからまた5年10年使うことになるわけですから。
しかし、そもそもメンテナンスができるように設計されていないわけで、これは非常に困ります。
外せない、ずらせない、中の確認ができない、の三拍子が揃ってしまっていますから。
これからはメンテナンスを前提にした設計施工をしていくべきだ、と声があちこちから上がってくるようになりました。
建前としてはSDGsですが、本音は補修延命して安く上げたい。
そのように業者にオファーするのだけれども、どこからも提案が上がってこないのだそうです。
エアコンも照明も、看板も。
メーカーとしては補修延命されたら新しい商品が売れなくて困ります。
スクラップ&ビルドでなければ儲かりませんから。
看板も既存の大手業者から返事がないのだそうです。
さあ、ここで快適創造企業レガーロの出番です。
補修延命メンテナンスを前提とした設計施工はお任せください。
快適創造企業レガーロがLED看板で再スタートした初期の頃。
某鉄道会社のお客様に品質管理で徹底的に鍛えられました。
点検してメンテナンスができるように作ることは当然だと教えていただいたのです。
鉄道会社の補修延命はモノが大きいわけです。
たとえば鉄橋。
古くなったからといって、そうそう壊して新しく作るわけにはいきません。
メンテナンスして補修して延命しながら長く使っていくものです。
駅名の看板も、鉄道会社にとっては同じ。
外して点検して補修してまた設置する。
そのための設計施工が求められました。
そのとき直接私たちを鍛えてくださった担当の方を、数年前から快適創造企業レガーロの技術顧問としてお迎えしています。
鉄道会社仕込みのロングスパンの考え方とノウハウが私たちにはあります。
補修延命メンテナンスを前提とした設計施工をお望みならば、ぜひお声かけください。
他の業者様が納めた看板でも私たちで点検させていただきます。
状況に合わせて補修延命をご提案し施工しますので、安心してお任ください。
先が見えない時代にも時間は流れ、必ず未来はやってきます。
過去にやっておけばよかったと思われることがあるなら、それはこれからのためにできることです。
看板にまつわることなら、快適創造企業レガーロが全力でお応えし、お支えします。
ご一緒に、貴社の店舗の明るい未来を実現していきましょう。